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不妊の原因は男性側にあるかも!?不妊治療は女性だけのものではありません

2019年12月2日更新

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前の記事で、女性が40歳を過ぎてからの妊娠の難しさについて解説しました。

不妊治療は女性だけが気にすればいいのでしょうか?

 

そうではありません。

 

自分だけは違うと思っていても、男性側に原因がある場合も結構あるんです。

今回は男性側の不妊治療について解説します。

 

 

不妊の原因 男女別の割合

不妊の原因を、男女別で見てみましょう。

  • 女性だけに原因がある:41%
  • 男性だけに原因がある:24%
  • 男女共に原因がある:24%
  • 不明:11%

 なんと!48%が男性側に原因があることがわかります。

 

不妊の約半数は男性の側になんらかの異常があると考えられ、男性不妊といいます。

男性から取り組む不妊治療を

不妊症を早期発見するために最も重要なのは精液検査を受けることです。

 

男性不妊の実態調査によると、カップルの約半数が精液検査の結果を「女性が一人で聞いた」との事です。

 

男性は自分の体のことにもかかわらず、女性任せにしている人が多いというのが実態。

 

不妊治療は「女性の問題」ではなく、「男女二人の問題」という意識を持つことが大切です。

 

女性の検査や治療ばかり長年続けても子どもが授からず、ようやく男性の検査をして精子に原因があると分かったときには、夫婦ともに年齢を重ねていて授かりにくくなっていた、ではあまりにも悲しすぎます。

 

不妊治療は時間との勝負でもあるので、大切な時間をロスしないために、男性ができるだけ早く精液検査を受けて精子の状況を知っておくべきです。

 

そして、受診するときは二人で一緒に話を聞き、二人で考えていくと気持ちが大事です。

男性不妊症を早期発見するためのスクリーニング検査(疑いのある人を発見する検査)をやってみる

病院に行かなくても、簡単に自分で精子を観察できるキットが販売されています。

 

女性よりも男性の方が簡単に調べることが出来ますので、利用してみてはいかがでしょうか。

 

 

男性不妊症の原因は

国内の男性不妊の実態調査によると、男性不妊症の原因はおおまかに3種類に分かれます。

  • 精子に何らかの問題がある「造精機能障害」:82.4%
  • 勃起障害・射精障害などの「性機能障害」:13.5%
  • 精子はできているのに出てくることができない「閉塞性精路障害」:3.9%

原因は一つとは限らず、複数の原因が重なっている場合もあります。

造精機能障害 

男性不妊の原因の多くが造精機能障害です。

 

精巣や内分泌系(ホルモン分泌等)の異常が原因で、精子をつくり出す機能自体に問題が発生し、精子をうまくつくれない状態になります。

 

一度の射精で精子の数は数億とされております。

 

そのうち子宮の前で99%が死滅し、子宮には数十万以下となり、卵子の周囲まで到達できるのは数百以下になってしまいます。

 

相当に困難な道のりです。

 

そのため精子の数が少なかったり、運動性に乏しい場合は卵管に到達する精子が減り、妊娠しない原因となります。

性機能不全

性的欲求や性的興奮とオーガズムなどが、減退・欠如する状態をいいます。

 

勃起障害(ED:勃起の状態や持続時間が不十分で性行為が行えない又は不十分な状態)、早漏(射精が早期に生じ、性行為に満足を得られない)、オーガズム障害・遅漏(オーガズムに達しない、又は時間がかかりすぎ、射精困難で満足が得られない)等があります。

後天性の男性不妊の原因は、ストレス、アルコール、喫煙、肥満・糖尿病、病気や薬の影響、精巣の損傷もしくは機能障害、精子の産出あるいは射精に関するトラブルなど様々なものが考えられます。

その他の原因と種類

精索静脈瘤

陰嚢内の温度が上がる等から精巣の発育不全などを発症し、精子形成に悪影響を与える

閉塞性無精子症

精子の通り道である精管の一部がつまる等癒着しているため、精子が運ばれずに、精液の中に精子がいない状態

先天性精管欠損

生まれつき精管が備わっておらず、精子は精巣内に閉じこめられた状態

膿精液症

前立腺や精嚢等の炎症により、精液中に白血球が増え、精子の運動率を低下させてる状態

無精液症

精液が造られない状態

逆行性射精

精液が尿道に送られずに膀胱に逆行する状態

 

膣内射精障害

膣内で射精することが困難になる状態

 

こうして見ると、男性不妊症にはたくさんの種類があることがわかります。

男性不妊の治療方法と対策

精子に問題がある場合

日々の生活習慣を改善したり、抗酸化作用のあるサプリメントを服用したりして数や運動率の改善を試みます。

 

効果がなければ人工授精、体外受精などに進みます。

精索静脈瘤・無精子症の場合

 

手術で対応する場合もありますが、それが出来ない場合は直接精巣から精子を取り出し、顕微授精をするケースが多いです。

 

 

手術に関してはまだ専門医の数が少なく、限られた医療機関でしか行われていないのが現状です。

性機能障害の場合

造精機能障害の次に多い男性不妊症の原因が「性機能障害」です。

 

勃起障害(ED)の場合はPDE5阻害薬(バイアグラ、レビトラ、シアリスなど)による薬物療法が主に用いられ、これで改善する人が多いと言われています。

 

問題なのは射精障害です。

 

マスターベーションでは射精できても、セックスで射精できないという腟内射精障害が不妊治療の中でも問題になっています。

腟内射精障害の原因の約半数は、不適切なマスターベーションだそうです。

 

射精障害ではない人を含めた一般の3000人に聞いた調査によると、床に陰部を強く押し付ける、ぎゅっと握るなどいう人が約10%弱の割合で存在し、これらの人はそうした強い刺激でないと射精できなくなってしまい、将来、腟内射精障害に進む恐れがあります。

 

まとめ

結局のところ、まとめはシンプルです。

不妊治療を始める時、先に男性が検査し異常が無いかの確認を行います。

 

まずは自分でスクリーニング検査を行い、その後パートナーと一緒に専門病院に行く、という流れでいいかもしれません。

 

病院で検査して異常が無ければ良し。

 

そしてもし異常があれば、後回しにせず早急に対応。

男性の不妊治療にも助成金が出るケースがありますので、よく確認しましょう!

 

 

読者になっていただけると嬉しいです。